【保管庫閲覧規則】


1.保管物一切の外部持ち出しを禁ず。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。


※保管物の全ては編纂室による架空世界の集積記録であり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。


《編纂室連絡窓口》

ご連絡・ご感想等は以下をご利用ください。

ご連絡・ご感想等(匿名)
◊閲覧許可申請等◊ albafores.archive◆gmail.com(◆→@)
【編纂室責任者】蓮賀ミツヨシ


【場所】#北部
【人物】#ユリウス #イーリス
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リヴェロス家 居間にて

ユリウス「……どうだった見合いは」
イーリス「あら……ご興味があって?」
ユリウス「……さぞ身の毛もよだつ醜男だったのだろうな」
イーリス「残念だけれど、とても素敵な方でしたわ……」
ユリウス「……」
イーリス「元は気の進まない縁談だったけれど……」僅かに顔がほころぶ

ユリウス「……」
「……受けるのか」
イーリス「……私に断る権利があるとお思いで……?」
ユリウス「はっ!そんなものは当然ないさ」
「いつ死ぬやも分からん半死人の嫁など、貰い手がいるなら熨斗を付けて差し出すくらいだ」
イーリス「……なら、もっとお喜びになられたらどう?お望み通り貰い手がつくのだから」

ユリウス「……」
イーリス「まぁ……あちらに来ていただく形になるのだけれど……」
ユリウス「……」
イーリス「……お兄様も、散々お断りになられたお相手方に負けないような素敵な方を、何処かで見つけて下さいね」
ユリウス「……」
イーリス「楽しみにしております。」居間から立ち去る


ユリウス「……」
「……」
「……」
「そんな女が、この世に居るものか…………」
「……イーリス…………」

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