【保管庫閲覧規則】


1.保管物一切の外部持ち出しを禁ず。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。


※保管物の全ては編纂室による架空世界の集積記録であり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。


《編纂室連絡窓口》

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【編纂室責任者】蓮賀ミツヨシ

白樹暦833年1件]


【場所】#護衛部東本部
【人物】#ネクロ #ガスト #イワノフ
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訓練に遅刻して来たネクロ
先輩につまみ出される
その後先輩と二人、執務室へ


ネクロ「…………」
ボロボロになっている
横につまみ出した先輩
こちらもボロボロになっている


ガスト「……」

先輩「訓練に遅刻し、態度への注意を行いました!」
ガスト「………」
「(アゴに擦過傷(蹴られたと予想)、腕など全て”下から”の汚れ……)」

ネクロに目をやる

ガスト「(髪を掴まれたか……襟を強く引かれてボタンが取れかかり……)」
「(全面に多くの土汚れ……)」

ガスト、彼らの後方に立つイワノフに目をやる
イワノフ、呆れたような視線を返す


ガスト「…………」
「言い分は?」

ネクロ「……こいつ、案外肝が据わってる」
ガスト「……」軽く笑み
先輩「……?」

ガスト「ご苦労」「後は任せる」
イワノフ「了解」

先輩とイワノフが執務室を出る

ガスト「……」
ネクロ「……」「で」

ガスト「……」
ネクロ「処罰は」
ガスト「……明日朝、用具清掃」
ネクロ「了解」立ち去ろうとする
ガスト「他には」

ネクロ「……」
ガスト「言いたいことはないのか」
ネクロ「…………」「ない」
ガスト「…………」

ネクロ、執務室を出ていく

しばらくしてイワノフが戻ってくる


イワノフ「ふー」
「大将の言う通り床に引き倒して頭鷲掴んでブチ犯されてえのかこのド低能の猿野郎がって言ってやったぜ」
ガスト「そこまで……」
イワノフ「確かに大したタマだな。無事で済むと思ってんのか」
ガスト「……あいつが公言しないと思っているんだろう……」
イワノフ「ナメられ過ぎだ」
ガスト「…………」
イワノフ「本人が親の権威を嫌がろうが何だろうが、あの見てくれはここじゃ毒だぜ」
「過保護になるくらいじゃねぇと、何かあってからじゃ遅い」
ガスト「…………」
イワノフ「あいつを猿共の性処理道具にしたい訳じゃねぇんだろ?」
ガスト「そりゃ……」
「……ただ……本人の自主性も……」
イワノフ「反抗期なんだよ反抗期!」
「つっぱってるうちに本当に被害者になってようやく泣きつく。それじゃ遅い」
「父親やるなら本気でやれよ。ちゃんとあいつを子ども扱いしろ!」
ガスト「子ども扱い……」
イワノフ「大人扱いする方がそりゃラクだろうがよ」
ガスト「してるつもりはあったんだがなぁ……」片手で額を覆う
イワノフ「自由と放任を履き違えるなよ」
ガスト「難しいな……」

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〔 1090文字 〕