【保管庫閲覧規則】


1.保管物一切の外部持ち出しを禁ず。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。


※保管物の全ては編纂室による架空世界の集積記録であり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。


《編纂室連絡窓口》

ご連絡・ご感想等は以下をご利用ください。

ご連絡・ご感想等(匿名)
◊閲覧許可申請等◊ albafores.archive◆gmail.com(◆→@)
【編纂室責任者】蓮賀ミツヨシ


【場所】#護衛部東本部
【人物】#ネクロ #テル #コナー
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運動場の隅でしまい忘れのボールを見付けたテルとネクロ

テル「片付け漏れですね。こうして備品を紛失するんです」
ネクロ「お前そこに立て」
テル「はい」素直に立つ

テル「……はい?」我に返る
ネクロ「ほい」ボールを蹴ってくる

テル「えっ、ちょっ、いや僕」わたわた止める
ネクロ「パス」
テル「なっ、なんで……!仕事中……!」
ネクロ「早くしろ」

テル「僕サッカーなんてできないですよ……」
ネクロ「パスくらいできるだろ」
テル「いやホラ真っ直ぐいかないから」へなへなに蹴る
ネクロ「俺はこれくらいが運動量的にお互いバランスがいいと踏んでいる」あちこち蹴られるテルのボールを拾いに走りつつ
テル「な、なるほど……?」
ネクロ「お前はチェス打ちながら考え事をするのが定番だが、これはこれで悪くないぞ」
テル「そうですかね……」
ネクロ「ガキの頃やらなかったか」
テル「やらなかったです……本ばかり読んでましたから……」
ネクロ「そうか」

テル「苦手なんですよ」
ネクロ「つまらないか?」
テル「……そうでもないです」
ネクロ「はっ」笑いつつパスを続ける


本部の窓から二人を見かけたコナー
コナー「おや、いないと思ったら……」
「……」
「相手がいるっていいもんだねぇ、テル君」

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