【保管庫閲覧規則】
1.保管物一切の外部持ち出しを禁ず。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。
※保管物の全ては編纂室による架空世界の集積記録であり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。
《編纂室連絡窓口》
【編纂室責任者】蓮賀ミツヨシ
【場所】#東部
【人物】#ガスト #エルリュー #イワノフ
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ガストの自宅にて
チャイム音
ガスト「ん?」
エルリュー「出てくる」
ガスト「おう」
エルリュー「はいー」
イワノフ「なんで、しれっと居座ってやがる」
エルリュー「!!!……え、えと………」
イワノフ「入団したんならとっとと寮に移りやがれ!空きあるだろうが!」
ガスト「あ~いや俺がさ~部屋片付けられなくて……居てくれると助かってさぁ……」
イワノフ「何ガキみてぇなこと言ってやがる幾つだお前!片付けくらいてめぇでやりやがれ!」
ガスト「やろうとはしてるんだがな~」
イワノフ「大体お前の稼ぎなら使用人でも雇えばいいだろうが!」
ガスト「そんなに広くないし……」
イワノフ「引っ越せ!もっとマトモな家に!」
ガスト「もて余すから~……現にこの広さでも片付けられないし……」
イワノフ「だから!」
「あーもうイライラする……!!」
「てめぇもなんとか言えコラ!」
エルリュー「えっ……ええっと……」
イワノフ「自立したいと思わねぇのか!いい歳こいていつまでも居着いてんじゃねぇよ!」
エルリュー「お、おっしゃる通りで……」
ガスト「まーまー落ち着け……」
イワノフ「てめぇはしゃしゃり出てくんな片付けでもしてろ!」
ガスト「いやぁエルが居ると綺麗だから片付けるとこないんだよな」
イワノフ「だああ!!」
イワノフ「じゃあなんだ?ずっとここに置いとくのか?」
ガスト「ずっとかどうかは……なぁ」
エルリュー「お、おう……」
イワノフ「それで何年経った」
ガスト「何年だっけ?」
エルリュー「……3年……」
ガスト「ええっもうそんなにかぁ~あっという間だなぁ」
イワノフ「ふざけんなよ……」
ガスト「でも何でお前がそんなに怒るんだ?」
イワノフ「なっ………」
ガスト「お前に迷惑はかけてないだろ?」
イワノフ「そっ………」
エルリュー「………」
ガスト「心配すんなよ。悪い奴じゃないから」
イワノフ「そういう問題じゃ……」
ガスト「じゃあなんだ?」
イワノフ「………」
エルリュー「………」
イワノフ「いや、もういい」
「つうか本来の目的はこれじゃねえ……」
ガスト「ああ、何かあったのか?」
仕事のことづて
ガスト「わざわざありがとうな」
イワノフ「……仕事だ」
ガスト「頼りにしてるよ」
イワノフ「………」
イワノフが去る
エルリュー「………」
ガスト「心配性だなアーリクは。そこがいいところでもあるんだが」
エルリュー「オッサン……」
「俺あの人にすげえ敵視されてる気がすんだけど……」
ガスト「まぁお前に妬いてるんだろ」
エルリュー「……!?」
ガスト「可愛い奴なんだよ。見た目はゴツいけど」
エルリュー「……そう思うならなんであんな言い方すんだよ……」
ガスト「ん?んー……」
「素直じゃないとこがいいよな」
エルリュー「(相変わらず時々何考えてんだかわかんねぇ……)」
エルリュー「……俺、出て行かなくていいのか」
ガスト「出て行きたいならいつでもいいぞ。好きにすればいい」
エルリュー「……そんで3日で元に戻すのか」
ガスト「2日だなぁ~」
エルリュー「………」
ガスト「………わざとじゃないんだぞ?」
エルリュー「そこがタチ悪ぃ……」
ガスト「まぁでも本当、お前が来る前はそれで生活してたんだから、別に戻ったっていいんだよ」
「どうせ家にいる時間もそんなに長くないしな」
「今が特別なだけで」
エルリュー「………あんたはそういうとこがズルいよな」
ガスト「本心だぞ?」
エルリュー「知ってるよ」
「……出ていって欲しくはねぇのか」
ガスト「もちろん。いつまで居たっていい」
エルリュー「それどういう意味か分かってんのか」
ガスト「分かってないよ」
エルリュー「は?」
ガスト「今確かにそう思うだけ」
「追い出したいなんて思わない。居てくれると助かるよ。お前と居るのは楽しいし」
エルリュー「……………」
ガスト「でもお前が嫌なら引き留めない」
エルリュー「………はぁ~あ」
「めんどくせぇ奴に貸し作っちまったな」
ガスト「貸しなんてもうないだろ。充分返してくれてる」
エルリュー「そういうことにさせといてくれよ」
ガスト「……お前も素直じゃないタイプだよなぁ」
エルリュー「うるせー」
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