【保管庫閲覧規則】


1.保管物一切の外部持ち出しを禁ず。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。


※保管物の全ては編纂室による架空世界の集積記録であり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。


《編纂室連絡窓口》

ご連絡・ご感想等は以下をご利用ください。

ご連絡・ご感想等(匿名)
◊閲覧許可申請等◊ albafores.archive◆gmail.com(◆→@)
【編纂室責任者】蓮賀ミツヨシ


【場所】#護衛部東本部
【人物】#イワノフ #キールニー
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イワノフ「……」
キールニー「……以上が顛末だ」
イワノフ「爆弾抱えて飛び散ったってのかよ」
キールニー「……」
イワノフ「オイ」
キールニー「そうだ」
イワノフ「……冗談じゃねえぞ……」
キールニー「……」
イワノフ「本当に奴なのか?」
「確かに証拠はあんのか?」
キールニー「遺留品は保管庫にある」
イワノフ「……」
キールニー「タグとコインとライターだ」
イワノフ「……それだけか」
キールニー「残りは燃えた」
イワノフ「ハッ!!」
「……お前は何をやってたんだよ……」
キールニー「……」
イワノフ「お前がしっかり見張っとかなくてどうすんだよ!この木偶の坊が!!」
キールニー「……」
イワノフ「のんびり雲でも数えてたのか!?ええ!?何のために高台登ってんだ!?オイ!!なんとか言えよ!!」
キールニー「……」
イワノフ「……大体あのクソ猫は何してる。自分のご主人みすみす見殺しにして呑気に寝てやがんのか?大した根性だな…」
キールニー「イワノフ」
イワノフ「あ!?」
キールニー「エルリュードも重傷だ。我々は本隊より先に攻撃された」
イワノフ「……」
キールニー「場当たり的な攻撃ではない。他の待機場所も軒並みやられた」
「妨害要素を優先排除し毒ガスを撒いたのだ。とても民間ゲリラの手際ではない。武器入手の経路を含め、黒幕の存在は確定的だ」
イワノフ「……」
キールニー「総長席が空席となり隊も大幅に戦力の落ちた今これからが、最も警戒すべき時だと言える」
「お前の力が要る。」
イワノフ「チッ……なんだってんだ畜生……」
キールニー「今、隊が瓦解するか否かはお前にかかっている」
イワノフ「じゃあ俺がぶっ壊してやるよこんなクソみてえな組織」
キールニー「……」
イワノフ「俺が好きに出来るんだろ?ならいいよな?適当にほっぽったって何ともならねえよ」
キールニー「……」
「ガストに」
「顔向け出来るならな」
イワノフ「……」
キールニー「……忘れ形見も、いるだろう」
イワノフ「……何が顔向けだ……」
「何が忘れ形見だよ……そんなのまるきし……死人じゃねえか……」
キールニー「……そうだ」
イワノフ「死んだのか……大将……」
キールニー「そうだ」
イワノフ「死んじまったのかよ……」
キールニー「……」
イワノフ「大将……」
キールニー「…………」「残念だ」
イワノフ「……ちくしょ……」

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