【保管庫閲覧規則】
1.保管物一切の外部持ち出しを禁ず。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。
※保管物の全ては編纂室による架空世界の集積記録であり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。
《編纂室連絡窓口》
【編纂室責任者】蓮賀ミツヨシ
【場所】#道すがら
【人物】#ネクロ #テル
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ジープに乗り込む二人
運転手はテル
テル「全くなんで本部長会合の前に限ってバタつくんですかね」
「資料これです目を通しておいて下さい」
「コーヒー足元のボトルに入ってます」
「飛ばしますよ」
ネクロ(疲れてバテ気味)(資料をめくる)
テル「(急ハンドルをきりながら)前回西部勾留所拡張案の件で北部と意見対立してましたけど拡張先について別案が出たとのことで、(急ハンドルをきりながら)三つの候補地から妥協点を模索していけたらなというのが第一議題なんですけど、それについて南部からも消極的ながら要望があり詳細については(急停車)4ページ目末尾に記載しているんですが確かにここ数年の治安指数を考えるとその地域に悪影響がないとも(急発進)言えないかなと、関連資料を添付しましたのでそれは6ページ目に……」
ネクロ「(蒼白)」
ネクロ「停めろ」
テル「わわわっちょっ危ないです!」
ネクロ「いいから今すぐ停めろ運転を替われ」
運転交代
ネクロ「最初からこうすりゃよかった……」
「資料はお前が音読しろ」
テル「えぇー……」
ネクロ「お前は入り抜きが雑すぎんだよ」
「緩急は必要だが予備動作は大事にしろ。自分本意な動きばっかりすんな。次にどう動くか読めないとストレスになる」
テル「……すいません、何の話です?」
ネクロ「運転だ」
ネクロ「そういうとこが童貞なんだぞ」
テル「いやそれとこれとは関係ないでしょう!?」
ネクロ「大いにある」「いい店紹介してやるから今日にでも卒業してこいよ……」
テル「嫌です」
ネクロ「何でだよ金持ってるくせに……」
テル「総長は解決策をなんでもかんでもそこに求めすぎですよ」
ネクロ「俺の経験談から言ってんだから素直に受け取れよ」
テル「人には向き不向きがあるんです」
◆
ネクロ「……建設的じゃないなキフロ参謀」
「このままじゃお前は一生助手席で会議資料を音読する羽目になるんだぞ」
テル「一生聞いててくれるなら本望ですー」
ネクロ「(ふざけんなという顔)」
テル「あ、すみませんちょっと調子乗りました。善処します」
ネクロ「じゃあ俺の運転頭に叩き込め」
テル「見て覚えられるものでもないですよ」
ネクロ「感覚で掴め」
テル「感覚ってそんな……抽象的で苦手なんですよ……」
◆
テル「寝そうです……」
ネクロ「起きろ」
テル「緊張感が失われるという点はデメリットなのでは?」
ネクロ「お前の運転だと緊張以外に何も得られない」
テル「そんなにですかねぇ……」
テル「……総長昔からこんな運転丁寧なんですか」
ネクロ「……雑な時期もあった」
テル「どうやって上手くなったんです?」
ネクロ「ベテランにはガキ臭い運転じゃ相手にされない」
テル「結局女遊びなんですね」
「お好きですね~~~~」
ネクロ「なんとでも言え」
「身になってればキッカケはなんでもいいんだよ」
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