【保管庫閲覧規則】
1.保管物一切の外部持ち出しを禁ず。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。
2.編纂室を通さない保管物の改竄を禁ず。
3.保管庫は原則を公開書架とし自由閲覧を許可する。
※保管物の全ては編纂室による架空世界の集積記録であり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。
※一部保管物には、暴力・死・精神的衝撃、ならびに軽度の性表現・性暴力・虐待を想起させる描写が含まれる可能性があります。
※観測した事象の変遷により保管物に再編纂が生じる可能性があります。
※保管庫内は文書保存の観点より低湿度に維持されています。閲覧に際し眼または咽喉に乾きを覚えた場合は、適宜休息及び水分補給を推奨します。
《編纂室連絡窓口》
【編纂室責任者】蓮賀ミツヨシ
【場所】#東部
【人物】#ネクロ #テル
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屈みながら一つ一つ物品を選別していくテル
テル「見事でしたよ」
青空の下、荒野の一角の草地にやわく風が吹いている
寝転んで頭の下に手を敷き、片足を組んで空を眺めているネクロ
近くに携帯用スコップが刺さっている
ネクロ「……褒められたものじゃない……」
テル「褒められたものですよ」
小さな手帳を手に取って中を検める
鞄にしまう
テル「命を取られなかったんですから、褒められたものです」
《足場が崩れ刺客と共に体勢を崩す回想》
《崖上から焦って覗き込むテル》
ネクロ「……捕縛するつもりだった……」
《倒れる刺客の傍らで血に塗れたナイフを手にしているネクロ》
テル「無理もないです」
「貴方に怪我がなくて良かった」
ネクロ「……良いものか……」
テル「良いものです」
「それにあまり捕縛してばかりでもまた西本部にどやされますよ」
ネクロ「だから予算を優遇している……」
ネクロ「捕縛しなかったら放置か殺すかの二択だろうが……」
テル「貴方は生きるか死ぬかの二択でしたよ」
ネクロ「…………」
テル「僕が安堵していることすら受け入れ難いですか」
ネクロ「……」横目にテルを見る
テル「心底」ネクロを真っ直ぐ見ている
ネクロ「……終わったか」
テル「はい。他はそのままでもいいでしょう」埃を掃って立ち上がる
相手の遺品から来歴が辿れそうなものを物色していた
簡易な墓が作られており、目印と共に一部遺品は残される
ネクロ「支部に連絡しとけ」この場を立ち去る
テル「はい」連れ立つ
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