2023/11/5 Sun 編集
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【最近集めた雑貨について】
つらつらと。
(※2023/11/6 追記アリ)
◆その1 山羊革無染色バブーシュ
前々からいつか欲しいと思っていたバブーシュ。
モロッコの革製スリッパです。
ちょうどクーポンやらでお安く、またサイズも合うショップを見つけたので満を持して入手。
構造的にかかとを立てて2way履きもするのかなと思ってたけど、基本この部分は接着されてるようですね。
内側も靴底も全面同色の山羊革の表面になっています。
底面には中にクッション材が入ってるっぽい。
甲も中に芯材が入ってる気がする。
お店によって造りは様々だと思うので、こういう仕様のものもあるのかも~程度でふむふむと観察…
山羊革は薄くて強くて靴や鞄に向いてるのですが、羊革のバブーシュもあるようですね。
羊革は山羊革より耐久は落ちるも保温性に優れ寒冷地向きなよう。面白い~
けどケアにぴったりなのがラノリンクリームってのがハードル高いw
それはそうだろうけども…お高いじゃないか…
においがキツめというレビューが散見されており、山羊革製品は未所持だったので、好奇心からも無染色をチョイス。
ブルベの色白肌…って感じの色ですね。
結果、確かに甘いような鞣し革の匂いと共にツンとしたような獣臭がありました。
昔安価なブッテーロのパスケースを持ってたんですが、あれに近かったような…
栃木レザーなんかは凄いいい匂いですよね~…タンニン鞣し革はみんなあんな匂いなのかと思っていたこともありました…植物鞣しだからといって同じ匂いにはならないんですね…
で、ある程度の造りの甘さは了承してね、な商品だったのですが、縫製は綺麗でも一部革が乾燥気味なとこが気になり。
せっかくヌメ革ならケアして育てていくのが醍醐味。
まあでも高級品でもない日用使いする品なので、気楽にやっていこうということで、とりあえず手持ちの天然素材のクリームを塗りたくって保湿。
↑左がクリーム塗り込み後
ペールピンクに近かった色味がワントーン濃くなりました
こうしてみると塗る前もイエベかも。適当言ってすみません。
↑これはちょっと濃く写ってますがいい色~~~しっかりとイエベになったな……
左右で革の部位が違うからか、クリームの入り方もちょっと違いました。
上の画像だと手前の方がシボが大きめ。奥はスムースです。
いずれエイジングすれば飴色になっていく…かもしれない…
あとクリームの甘いオイルフレーバーが合体してちょっと獣臭が落ち着きました。
履いてると足の体温で温められてレザーな香りが立ち上ってくる気がして、ビュコリックドプロヴァンスを思い出す…
あとクルジャンのウード。あれネクロに合うんじゃないかと試したけど難しかったんだな…
ボトルが超それっぽいしかっこいいんですよお値段も凄いんですが……脱線しました。
早くエイジングして欲しいので、時折日焼けさせたりしつつ楽しもうと思います。
革製品はかわいいね。
※最下部に追記あり=========
◆その2 シルバー小物
それぞれ入手時期は異なるのですがまとめて紹介。
モロッコのシールドコインリング(正式名称はわからん)と、
トゥアレグ・クロス。
どちらも白銀、というより僅かに金を噛んだ銀色をしています。
↑裏面
リングは頂きものなのでショップの解説とかが不明なんですが、カッケェです。カッケェ。
まさか指に嵌められる時が来るとは…
今後万が一イベント参加することがあったら着けていきたい…
クロスはこれ、遊牧民が砂漠を渡る際に、星で方角を見る為に使われたものだとか、
それに加えて出自ごとのシンボルマークになっていたんだとか。
実用性と身分証を兼ねた印籠みたいですね。
裏面に何か刻印がありますが読めません。
工房のサインかなと思うんだけど。ティフィナグ文字ではなさそう。
リングよりだいぶ分厚い造りで直線的な文様も相まって無骨な感じが堪らないですね。
上部は通し穴があってペンダントとかにできます。
これ以外にも紹介してないパキスタンクォーツ原石とかアデニウムの種とかイチジクの苗とかアサクリミラージュとかあるんだが…
とりあえずここまで…
※以下追記================
不勉強だったので改めてモロッコにおける伝統的革鞣し工程について調べてみました。
◆フェズのタンネリ(革鞣し職人地区)の場合
タンネリ(tannerie)
元宗主国の仏語ですね。
伝統的手法で11世紀から同じ手順で革が鞣されているそう。
ざっくりと以下の工程によって皮が革となって流通している。
山羊・羊・牛・ラクダ等の皮(毛・若干脂肪付き)が革鞣し工房に届く
↓
洗浄(大きな洗濯槽で予洗い)
↓
石灰・塩・牛、ロバ等の尿・鶏(鳩)糞等溶液漬け込み
(脱毛脱脂、酵素により柔らかくする。強洗浄・柔軟)
↓
洗浄(フェズの場合、工房脇のフェズ川で洗う)
↓
染色(染料の入った槽に漬け込む)
赤…とうがらし、パプリカ、ポピー
橙…ヘナ
黄…サフラン
緑…ミント
茶…ザクロの葉、杉など
青…インディゴ
光沢を出す為にオリーブオイルも使用される
↓
洗浄
↓
天日干し
↓
スカッティング(銀面を三日月型のナイフで整える)
↓
革加工職人の元へ
◆マラケシュのタンネリの場合
山羊・羊・牛・ラクダ等の皮(毛・若干脂肪付き)が革鞣し工房に届く
↓
洗浄(大きな洗濯槽で予洗い)
↓
鳩糞等の発酵溶液漬け込み
(酵素により柔らかくする)
絞り、乾燥させる
↓
石灰・アルガン核の灰の槽に漬ける
(脱毛脱脂・洗浄)
↓
再度鳩糞の溶液漬け込み
(再柔軟)
↓
ミョウバン、油、水を革に陶器で叩き入れ、
染色(素材割愛)
↓
洗浄
↓
天日干し
↓
スカッティング(銀面を三日月型のナイフで整える)
↓
革加工職人の元へ
その後仕立て工房にて化学塗料で着色されるものもあります。
↓主な参考サイト
https://www.mewithmysuitcase.com/2022/05...
https://www.marrakech-riad.co.uk/2014/08...
…一通り調べてミツヨシは思いました。
「これ緑が一番においがマシなんじゃね……?」
と…………
このにおいが果たして素材そのもののものなのか後天的影響もあるのかわたしには推し量れませんが、工程上獣臭からは逃れ得ぬことなのは理解できました。
あと無染色は完成までの間の工程が染色より短いと思われるので、その分においがフレッシュな可能性がありますね。
表面塗装版もそうと言えるのではないか。裏面はフレッシュですので…
あと染色革バブーシュもたいてい内側は無染色革なので、結局フレッシュからは逃れられそうにないですね。
実際の所は分かりませんが、機会があったら是非緑の天然染料着色の革を嗅いでみたいですね。
ちなみにわたしが入手したものはマラケシュの工房製らしいです。
そして正直山羊革のプフはハードル高くて導入予定はないです。かわいいけどね!
だって質量が……面積が……すごいじゃないですか……
絶対中に入れたものににおい移るしな……
あと大きいとケアも大変ですしね。
においにおい言いましたけど確かにとても柔らかい革ですよ。
皮を革とするには時代や地域それぞれに並々ならぬ工夫があるのだなと。
まあこんなに調べても月戦に革鞣し職人が登場する予定はありませんが、もしかしたらこういった技術で革が鞣されているかもしれないし、違うかもしれない…
そんな可能性をいつも探って
時間を溶かs彷徨っているのだった……長くなりましたが追記は以上となります。
お付き合いいただきありがとうございました!
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