ライオネル
◆女スラッグについて考えるメモ
======================
#スラッグ#ライオネル
※アダルトな感じなのでご注意ください。
【前置き】
スラッグというダーティーPTの死霊術師参謀の性質が悪すぎてそれに振り回されているライオネル(後天的人狼)がかわいそうになってきてしまい、もう少しパワーバランスをどうにかできないかと試みたもの。
あと単純に褐色白髪お姉さんが好きというのもある。
【女スラッグ】

死霊術師
尊大
私、男性口調
ライオネルは自分の犬である
ヘビースモーカー
ひねくれ者
美形
道徳心がない
倫理観がない
本名ではない
過去に恋人を亡くしている
エロい
脚グセが悪い
【ライオネル】

人狼(後天的)
眼鏡(伊達)
俺、粗野口調
ひねくれ者
おしゃれ
派手好き
心の奥では人間に戻りたい
スラッグはクズだと思いながらも行動を共にしている
クズだが放っておけない気持ちがある
結局お人好し
スラッグが死んだら食べると約束している
◆
戦闘終了後
スラッグ「ふ、……グッボーイ……私の狼……」
ライオネル「そうだよ俺はあんたの狼だ。あんたがこと切れるその日まで」
スラッグ「……」
ライオネル「約束通り…あんたの身体は俺がちゃんと喰ってやる…ネクロマンサーどものオモチャにされる前に…」
スラッグ「いい子だ……」
ライオネル「……ならご褒美をくれよ」
スラッグ「いいだろう何がいい?」
ライオネル「(俺の望みは…あんたが心から救われることだ……)」
「今夜、俺のオモチャになってくれねぇ?」
スラッグ「ハッ、また発情期か?」
ライオネル「血が疼いてどうもね」
スラッグ「っ……」
首筋に歯を立てる。
滲んだ血を舐めとる。
苦い煙草の芳香の奥から、甘美な味わいが立ち上る。
熱に涌いた身体から溢れる血液ほど、魅惑的なものもないと思う。
今こいつを噛み砕けば、きっとどれ程甘く旨いことだろうか。
けど喰わない。
まだ喰わない。
嫌というほど生を感じさせ、熱を受けさせ、死に向けられたその双眼をこちらへと僅かにでも向けさせるまでは。
何度抱いても、この関係は変わらないのか。
何度抱いても、愛は伝わらないのか。
結局は、エサと捕食者にしかなり得ないのか。
=====
二人の関係がいいものにならないかなと思って会話させてみたんだ。本当なんだ。
女スラッグは故人への想いを引き摺り続けているため多分報われない。
でもいくつもシナリオをこなしていけばまた印象が変わってくるかもしれない。
男スラッグの時は延々と従僕感があったので、多少マシにはなったのかもしれない…。
畳む
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#スラッグ#ライオネル
※アダルトな感じなのでご注意ください。
【前置き】
スラッグというダーティーPTの死霊術師参謀の性質が悪すぎてそれに振り回されているライオネル(後天的人狼)がかわいそうになってきてしまい、もう少しパワーバランスをどうにかできないかと試みたもの。
あと単純に褐色白髪お姉さんが好きというのもある。
【女スラッグ】

死霊術師
尊大
私、男性口調
ライオネルは自分の犬である
ヘビースモーカー
ひねくれ者
美形
道徳心がない
倫理観がない
本名ではない
過去に恋人を亡くしている
エロい
脚グセが悪い
【ライオネル】

人狼(後天的)
眼鏡(伊達)
俺、粗野口調
ひねくれ者
おしゃれ
派手好き
心の奥では人間に戻りたい
スラッグはクズだと思いながらも行動を共にしている
クズだが放っておけない気持ちがある
結局お人好し
スラッグが死んだら食べると約束している
◆
戦闘終了後
スラッグ「ふ、……グッボーイ……私の狼……」
ライオネル「そうだよ俺はあんたの狼だ。あんたがこと切れるその日まで」
スラッグ「……」
ライオネル「約束通り…あんたの身体は俺がちゃんと喰ってやる…ネクロマンサーどものオモチャにされる前に…」
スラッグ「いい子だ……」
ライオネル「……ならご褒美をくれよ」
スラッグ「いいだろう何がいい?」
ライオネル「(俺の望みは…あんたが心から救われることだ……)」
「今夜、俺のオモチャになってくれねぇ?」
スラッグ「ハッ、また発情期か?」
ライオネル「血が疼いてどうもね」
スラッグ「っ……」
首筋に歯を立てる。
滲んだ血を舐めとる。
苦い煙草の芳香の奥から、甘美な味わいが立ち上る。
熱に涌いた身体から溢れる血液ほど、魅惑的なものもないと思う。
今こいつを噛み砕けば、きっとどれ程甘く旨いことだろうか。
けど喰わない。
まだ喰わない。
嫌というほど生を感じさせ、熱を受けさせ、死に向けられたその双眼をこちらへと僅かにでも向けさせるまでは。
何度抱いても、この関係は変わらないのか。
何度抱いても、愛は伝わらないのか。
結局は、エサと捕食者にしかなり得ないのか。
=====
二人の関係がいいものにならないかなと思って会話させてみたんだ。本当なんだ。
女スラッグは故人への想いを引き摺り続けているため多分報われない。
でもいくつもシナリオをこなしていけばまた印象が変わってくるかもしれない。
男スラッグの時は延々と従僕感があったので、多少マシにはなったのかもしれない…。
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◆ライオネルの独白
======================
#ライオネル#スラッグ
あの日から、人間は等しく食物となった。
無性に食いたくなる好物の類い。
人間はどれも脆く、弱く、儚い。
そう感じる自分はもう、人間ではないのだ。
ではこの相手は?
同じように食物ではないのか?
何故殺さず肩を並べている。
何故空腹でも手を出さない。
何故。
何故。
スラッグと出会ったのは三年程前。
下手を打って死にかけの俺と、
下手を打って死にかけのあいつの出会い。
それでも分は俺にあった。
何故なら俺は人狼だからだ。
そう信じて疑わなかったが、結果的には敗れた。
ただの人間だとたかをくくった俺の慢心のせいだ。
久々だった。
命を握られる感覚。
忘れかけていた補食される側の視点。
たまに思い出したかのようにこう言う。
「お前が死んでも側に置いて遣ってやるよ」
俺はいつもこう返す。
「お前が死んだら骨まで残さず喰ってやる」
お決まりのやりとり。
どこまでが本心だか、結局全て煙に巻かれる。
ライオネル「その煙草」
スラッグ「ああ、お前にはキツいか」
ライオネル「いや、まぁ…なんか、あんま見かけねぇ銘柄だな」
スラッグ「…そうだな。このあたりじゃそうそうない」
なんとなく、それは故人のものなのだと思う。
こいつは過去を一切打ち明けないが、こいつを縛り続けているのはその過去であろうとは想像がつく。
こいつの死霊術も、全身の斑紋も。
全部過去の誰かの為なのだろう。
今を生きながら死んだ時間を思い続けるこいつは、リビングデッドを引き連れるに相応しい。
こいつは何故俺を殺さないのだろう。
俺は何故こいつを殺さないのだろう。
爪を立てれば簡単に皮膚が破れて血液が溢れ出るだろうに。
牙を立てれば簡単にその肉を骨を砕き噛み千切れるだろうに。
ある晩熱に浮かされて、うわ言を呟きながら部屋を出ようとするあいつを引き留め、
それからもう、本当に分からなくなってしまった。
こいつが自分にとってなんなのか。
エサではないならなんなのか。
何故側に居たいと思うのか。
何故時折どうしようもなく孤独に苛まれるのか。
こんな些末な悩みをバケモノでも抱えるものなのか?
本当はそう、
あの紅し夜色の瞳を持つ同胞に聞きたいのは、
そういうバケモノらしからぬ感情の正体の話で、
お前はそのお綺麗なコイビトと、どう折り合いをつけてるのかって話がしたく…………
「ッダーーーーーーもう!!!!」
スラッグ「!?」「どうした急に」
ライオネル「ガラにもなく頭使ったら脳天カチ割れそうになった」
スラッグは喉でくっくと笑う。
スラッグ「お前は自分で言うほど脳筋じゃないぞ」
ライオネル「そぉかぁ~?」
スラッグ「お前が直情型のバカだったらとっくにどちらか死んでいるさ」
ライオネル「……」
スラッグ「…お前が存外湿っぽい性格だから、……」
そこまで言うと、意図的に続きを断つ。
全てがはっきりしない、靄の中のようだ。
死霊を遣う人間と、人間を喰らう人狼と。
分かっているのは俺達の周りには、常に死の臭いが立ち込めているということだけ。
いつか救われたいと願いながら、尾を噛む蛇のようにぐるぐると。
=====
スラッグは男女どちらでもいい感じです。
ロスより酷い存在に意図せず転化したライオネルが、理性と本能に苛まれる様子が好きです。
畳む
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#ライオネル#スラッグ
あの日から、人間は等しく食物となった。
無性に食いたくなる好物の類い。
人間はどれも脆く、弱く、儚い。
そう感じる自分はもう、人間ではないのだ。
ではこの相手は?
同じように食物ではないのか?
何故殺さず肩を並べている。
何故空腹でも手を出さない。
何故。
何故。
スラッグと出会ったのは三年程前。
下手を打って死にかけの俺と、
下手を打って死にかけのあいつの出会い。
それでも分は俺にあった。
何故なら俺は人狼だからだ。
そう信じて疑わなかったが、結果的には敗れた。
ただの人間だとたかをくくった俺の慢心のせいだ。
久々だった。
命を握られる感覚。
忘れかけていた補食される側の視点。
たまに思い出したかのようにこう言う。
「お前が死んでも側に置いて遣ってやるよ」
俺はいつもこう返す。
「お前が死んだら骨まで残さず喰ってやる」
お決まりのやりとり。
どこまでが本心だか、結局全て煙に巻かれる。
ライオネル「その煙草」
スラッグ「ああ、お前にはキツいか」
ライオネル「いや、まぁ…なんか、あんま見かけねぇ銘柄だな」
スラッグ「…そうだな。このあたりじゃそうそうない」
なんとなく、それは故人のものなのだと思う。
こいつは過去を一切打ち明けないが、こいつを縛り続けているのはその過去であろうとは想像がつく。
こいつの死霊術も、全身の斑紋も。
全部過去の誰かの為なのだろう。
今を生きながら死んだ時間を思い続けるこいつは、リビングデッドを引き連れるに相応しい。
こいつは何故俺を殺さないのだろう。
俺は何故こいつを殺さないのだろう。
爪を立てれば簡単に皮膚が破れて血液が溢れ出るだろうに。
牙を立てれば簡単にその肉を骨を砕き噛み千切れるだろうに。
ある晩熱に浮かされて、うわ言を呟きながら部屋を出ようとするあいつを引き留め、
それからもう、本当に分からなくなってしまった。
こいつが自分にとってなんなのか。
エサではないならなんなのか。
何故側に居たいと思うのか。
何故時折どうしようもなく孤独に苛まれるのか。
こんな些末な悩みをバケモノでも抱えるものなのか?
本当はそう、
あの紅し夜色の瞳を持つ同胞に聞きたいのは、
そういうバケモノらしからぬ感情の正体の話で、
お前はそのお綺麗なコイビトと、どう折り合いをつけてるのかって話がしたく…………
「ッダーーーーーーもう!!!!」
スラッグ「!?」「どうした急に」
ライオネル「ガラにもなく頭使ったら脳天カチ割れそうになった」
スラッグは喉でくっくと笑う。
スラッグ「お前は自分で言うほど脳筋じゃないぞ」
ライオネル「そぉかぁ~?」
スラッグ「お前が直情型のバカだったらとっくにどちらか死んでいるさ」
ライオネル「……」
スラッグ「…お前が存外湿っぽい性格だから、……」
そこまで言うと、意図的に続きを断つ。
全てがはっきりしない、靄の中のようだ。
死霊を遣う人間と、人間を喰らう人狼と。
分かっているのは俺達の周りには、常に死の臭いが立ち込めているということだけ。
いつか救われたいと願いながら、尾を噛む蛇のようにぐるぐると。
=====
スラッグは男女どちらでもいい感じです。
ロスより酷い存在に意図せず転化したライオネルが、理性と本能に苛まれる様子が好きです。
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◆ロスとライオネルの邂逅メモ
======================
#ロス#ライオネル
シーンメモの書き散らかし。
◆
《凪の庵》にまだロスしか居ない頃、深夜親父さんの手伝いで床掃除をしていたロスの前に、血塗れのライオネルを連れたスラッグがやってくる(当時のロスはまだ夜行性気味)。
金は出すので一部屋借りたいと言うスラッグ。
ライオネルの特異性(人狼)に即座に気が付くロス。
そんなロスを見て同じく特異性(吸血鬼)に気付くスラッグ。
「この宿は当たりだな」スラッグは小さく呟き親父との交渉を進める。
「こういう手合いに慣れておられるようだ…」
その後回復したライオネルから執拗に勧誘を受けるロス。
だがどうにもいけすかないので断り続ける。
ライオネル「ロス~!俺らと一緒にひと狩り行こうぜぇ?」
ロス「話しかけるな」
ライオネル「そんなに毛嫌いしなくてもよくね?今は毛、そこまでないし?」
ロス「お前は血の匂いが酷すぎる」
ライオネル「えぇ?そそらねえの?牙の同胞~」
ロス「誰が同胞だ」
スラッグ「随分嫌われているな。同じ夜の住人かと思ったのだが」
ロス「……一緒にしないでくれ」
ジギー加入後。
宿の一階で遠巻きにロスとジギーを眺める二人。
ライオネル「ありゃお連れさん」
スラッグ「見るからに魔術師だな」
ライオネル「随分おキレイなお顔じゃんよ。ロス~景気良さそうだなぁ~(手を振る)」
ロス「(シカト)」
ライオネル「今日も冷てぇ~」
スラッグ「中々仲良くなれないな」
ライオネル「あれ今日のディナーかな。羨ましい。魅了持ちはいいよねぇ」
スラッグ「いくらなんでも常宿には獲物を連れ込まないだろ」
ライオネル「えぇ?じゃあなに?コレ?(小指を立てる)」
スラッグ「さあね…」
後日
ライオネル「ロス~(進行を妨害しつつ)」
ロス「邪魔だ」
ライオネル「あぁ~早くカノジョの元へ戻りたいもんな?」
ロス「(驚き、睨む)」
ライオネル「心配しなくても俺の好みじゃないから手ぇつけたりしねぇよ?俺はやっぱ若い女が一番だなぁ~男なんて固ぇじゃん。まぁ確かに顔は可愛いけどな?澄まし顔って崩し甲斐あるもんなぁ」
ロス「お前が」
ライオネルの襟首を掴み壁に叩き付ける。
ライオネル「おっ」
ロス「もし」「ジギーに何かしたら」「滅ぼしてやる」「跡形もなく」
ライオネル「ヒュー!いい眼だぜロス!その紅!宴の日を思い出して勃っちまいそうだ」
ロス「……」
ライオネル「しかしいいのかぁ?そんな美味しいコト言っちゃって」
「俺はお前の本能曝け出す為なら何でもしたいって心づもりだぜ?」
ロス「お前は」
ライオネル「んん?」
ロス「俺と」「仲良くしたいんだろ」「ライオネル」
瞳が冴え冴えと、紅く冷たい光を帯びる。
ライオネル「(背筋が凍る)」
ロス「……精々気を付けろよ」
ライオネルを残しその場を去る。
ライオネル「……ヒュ~……流石だ同胞……惚れちゃうね……」
=====
ロスと仲間意識から仲良くなりたいが上手くいかない時期。
=====
【ロス視点】
早朝一階に降りると、会いたくもない顔が窓際の席にいた。
宿の親父はまだ出てきておらず、奴と二人きりの空間だった。
無視しようとした背中に、そいつの声が投げ付けられる。
ライオネル「満月の時ってどうしてる?」
ロス「……なんでお前にそんなこと」
ライオネル「いいじゃん、雑談だよ雑談」
ロス「……」
ライオネル「……寂しかったんだぜぇこれまで」
「同じような奴に巡り合うこともできず三年以上」
「あの日からずーっと……」
ロス「……」
ライオネル「……だから、ちょっとだけ相手してくれよ」「な」
ロス「……」
奴は、今まで見たことのないような遠い目で、食堂の床板あたりに視線を落としている。
いつものように口を大きく開かないので鋭い牙は隠れており、口調こそいつも通りだが声の調子に軽薄さがなく、まるで別人のような……恐らく、転化する前の姿のような、そんな様子に、気持ちが揺らぐ。
俺はやっぱり甘いのかもしれない。
ロス「……狩りをしてる」
ぶっきらぼうに答えると、奴はこちらを見て金色の瞳を見開き、わかりやすく驚いた。
そしてすぐにその瞳を弓なりに細め、そのまま再び、そっと視線を落とした。
ライオネル「俺も」
この化け物にはこれまで嫌悪感はあれど仲間意識など感じたことはなかったが、今この空間にある共有感は、決して不快なものではなかった。
人を喰らう側となった元人間。
望まずとも、その血を肉を得なくては生きられない身体。
呪われた者同士が慰め合ったところでどうにもならないが、この日のこの無音と日差しと温度は、世界が自分達を受け入れてくれているような感覚を、僅かながらに感じさせるようなものだった。
ライオネルはてっきりもう、人間への情など切り捨てているのかと思っていた。
だから平気で女子供であっても糧にしているのだと思っていた。
「手を着けたら最後、一片残さず喰うしかねぇ」
「お前みたいに、つまみ食いなんて器用な真似できねぇんだよ」
「この呪われた餓えは」
彼の瞳は元は何色だったのだろう。
餓えた狼へと転化する前の、ヒトであった彼は。
いつもような軽口の向こうに揺れる寂寞。
この悲しい色を俺はよく知っていた。
畳む
======================
#ロス#ライオネル
シーンメモの書き散らかし。
◆
《凪の庵》にまだロスしか居ない頃、深夜親父さんの手伝いで床掃除をしていたロスの前に、血塗れのライオネルを連れたスラッグがやってくる(当時のロスはまだ夜行性気味)。
金は出すので一部屋借りたいと言うスラッグ。
ライオネルの特異性(人狼)に即座に気が付くロス。
そんなロスを見て同じく特異性(吸血鬼)に気付くスラッグ。
「この宿は当たりだな」スラッグは小さく呟き親父との交渉を進める。
「こういう手合いに慣れておられるようだ…」
その後回復したライオネルから執拗に勧誘を受けるロス。
だがどうにもいけすかないので断り続ける。
ライオネル「ロス~!俺らと一緒にひと狩り行こうぜぇ?」
ロス「話しかけるな」
ライオネル「そんなに毛嫌いしなくてもよくね?今は毛、そこまでないし?」
ロス「お前は血の匂いが酷すぎる」
ライオネル「えぇ?そそらねえの?牙の同胞~」
ロス「誰が同胞だ」
スラッグ「随分嫌われているな。同じ夜の住人かと思ったのだが」
ロス「……一緒にしないでくれ」
ジギー加入後。
宿の一階で遠巻きにロスとジギーを眺める二人。
ライオネル「ありゃお連れさん」
スラッグ「見るからに魔術師だな」
ライオネル「随分おキレイなお顔じゃんよ。ロス~景気良さそうだなぁ~(手を振る)」
ロス「(シカト)」
ライオネル「今日も冷てぇ~」
スラッグ「中々仲良くなれないな」
ライオネル「あれ今日のディナーかな。羨ましい。魅了持ちはいいよねぇ」
スラッグ「いくらなんでも常宿には獲物を連れ込まないだろ」
ライオネル「えぇ?じゃあなに?コレ?(小指を立てる)」
スラッグ「さあね…」
後日
ライオネル「ロス~(進行を妨害しつつ)」
ロス「邪魔だ」
ライオネル「あぁ~早くカノジョの元へ戻りたいもんな?」
ロス「(驚き、睨む)」
ライオネル「心配しなくても俺の好みじゃないから手ぇつけたりしねぇよ?俺はやっぱ若い女が一番だなぁ~男なんて固ぇじゃん。まぁ確かに顔は可愛いけどな?澄まし顔って崩し甲斐あるもんなぁ」
ロス「お前が」
ライオネルの襟首を掴み壁に叩き付ける。
ライオネル「おっ」
ロス「もし」「ジギーに何かしたら」「滅ぼしてやる」「跡形もなく」
ライオネル「ヒュー!いい眼だぜロス!その紅!宴の日を思い出して勃っちまいそうだ」
ロス「……」
ライオネル「しかしいいのかぁ?そんな美味しいコト言っちゃって」
「俺はお前の本能曝け出す為なら何でもしたいって心づもりだぜ?」
ロス「お前は」
ライオネル「んん?」
ロス「俺と」「仲良くしたいんだろ」「ライオネル」
瞳が冴え冴えと、紅く冷たい光を帯びる。
ライオネル「(背筋が凍る)」
ロス「……精々気を付けろよ」
ライオネルを残しその場を去る。
ライオネル「……ヒュ~……流石だ同胞……惚れちゃうね……」
=====
ロスと仲間意識から仲良くなりたいが上手くいかない時期。
=====
【ロス視点】
早朝一階に降りると、会いたくもない顔が窓際の席にいた。
宿の親父はまだ出てきておらず、奴と二人きりの空間だった。
無視しようとした背中に、そいつの声が投げ付けられる。
ライオネル「満月の時ってどうしてる?」
ロス「……なんでお前にそんなこと」
ライオネル「いいじゃん、雑談だよ雑談」
ロス「……」
ライオネル「……寂しかったんだぜぇこれまで」
「同じような奴に巡り合うこともできず三年以上」
「あの日からずーっと……」
ロス「……」
ライオネル「……だから、ちょっとだけ相手してくれよ」「な」
ロス「……」
奴は、今まで見たことのないような遠い目で、食堂の床板あたりに視線を落としている。
いつものように口を大きく開かないので鋭い牙は隠れており、口調こそいつも通りだが声の調子に軽薄さがなく、まるで別人のような……恐らく、転化する前の姿のような、そんな様子に、気持ちが揺らぐ。
俺はやっぱり甘いのかもしれない。
ロス「……狩りをしてる」
ぶっきらぼうに答えると、奴はこちらを見て金色の瞳を見開き、わかりやすく驚いた。
そしてすぐにその瞳を弓なりに細め、そのまま再び、そっと視線を落とした。
ライオネル「俺も」
この化け物にはこれまで嫌悪感はあれど仲間意識など感じたことはなかったが、今この空間にある共有感は、決して不快なものではなかった。
人を喰らう側となった元人間。
望まずとも、その血を肉を得なくては生きられない身体。
呪われた者同士が慰め合ったところでどうにもならないが、この日のこの無音と日差しと温度は、世界が自分達を受け入れてくれているような感覚を、僅かながらに感じさせるようなものだった。
ライオネルはてっきりもう、人間への情など切り捨てているのかと思っていた。
だから平気で女子供であっても糧にしているのだと思っていた。
「手を着けたら最後、一片残さず喰うしかねぇ」
「お前みたいに、つまみ食いなんて器用な真似できねぇんだよ」
「この呪われた餓えは」
彼の瞳は元は何色だったのだろう。
餓えた狼へと転化する前の、ヒトであった彼は。
いつもような軽口の向こうに揺れる寂寞。
この悲しい色を俺はよく知っていた。
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======================
#昼組#ライオネル
(時系列的にナンバー付きSSより先の話です)
流星群が観測できるとのことで、郊外の丘に繰り出した昼組一行+1。
丘には星を見に来た者が多く集まっており、賑やかな雰囲気。
少し離れた木の根元で仲睦まじく過ごしているロスとジギー。
完全に二人の世界。
ライオネル「…いつもあんなんなのかよ」
リコ「あー涼しい秋の夜のはずが右方面だけあっついぜー」
キーニカ「絡むな、星が綺麗だぞ」
システィーン「いつものことですよ。まぁ以前はもうちょっと人目をはばかっていましたが」
アシュトン「最近は何か吹っ切れたのか、遠慮がないですね」
ライオネル「しっかしお熱いねぇ~」「見てるだけで火傷しそうだな」
リコ「この世の春だな。秋だけど」
アシュトン「うらやましい…」
システィーン「ガッツ!」
リコ「…相当険しい道のりだがな」
キーニカ「今流れたぞ!」
ライオネル「…お前らって、平和だなぁ~」
リコ「案外そうでもないんだぜ?」「それぞれ抱えてるもんなんかは」
ライオネル「それでもこの空気だろ。平和すぎてボケそうだ」
システィーン「そちらのパーティはどんな空気なんですか?」
ライオネル「そらぁ、こういう場に来たとして、…」「スラッグは帰るだろ」
リコ「うわ」
ライオネル「一緒にトリスも帰るだろ」
アシュトン「専属の使用人でしたっけ…」
ライオネル「イベルタは多分素振りなんかして…」
キーニカ「そこは共感できる」
ライオネル「ダリアがファゴットに仕掛けようとしてスルーされて」
アシュトン「(そこも多少共感できます…)」
ライオネル「多分俺しか残らねぇよ」
リコ「あんたは星を眺めんのか」
ライオネル「だって、綺麗だろ」
システィーン「……」
キーニカ「そうだな。綺麗だ」「なんとなく分かるぞ。お前は脳筋だ」
ライオネル「はぁ!?ちげーし!!」
リコ「頭の構造が単純だって言いたいんだろ」
ライオネル「いや丁寧に言い直してんじゃねぇよ」
システィーン「…自分で思うより、素直な感覚の持ち主、ということじゃないですか?多分」
ライオネル「……」
システィーン「どちらにせよ、星を見て綺麗だと思える心は貴重なものですよ」
「この世界の目に見えない存在は全て、その心と繋がっているのですから」
ライオネル「……いまいちわかんねぇ」
リコ「俺もだ」「まぁようするに、お前とはイチャイチャカップルを横目に虚しくも肩を寄せあい天体観測できそうだ、ってこった」
システィーン「勝手に虚しいモテないメンバーに含めないでください」
リコ「モテないとか言ってねぇだろ!」
アシュトン「ほとんどそう聞こえましたが」
ライオネル「俺も」
キーニカ「また!流れたぞ!」
ライオネル「お前らは、あいつらがああしてイチャついてんのは何とも思わねぇのか?」
リコ「まぁ…」
システィーン「爆発してしまえ!とは時々思いますね」
キーニカ「仲悪いよりいいだろ」
ライオネル「でも別れた時クソ面倒だぜ?」
リコ「ああー、それはな」「でもパーティ内恋愛禁止とも言えねぇしなぁ」
アシュトン「そうですよ」
システィーン「多少目障りでも目をつむれる範囲ということですね。ロス達も一応気にしてはくれていますし」
リコ「こんなにムードある場所で仕事中でもないのに節度を守れっつーのも酷だわな」
アシュトン「私たちとは距離を置いてくれていますしね」
ライオネル「あーそっか俺、夜目が利くからこんなにハッキリ見えてんのか」
リコ「そうだよオメー、今なにやってっか教えろ」
システィーン「ノゾキとは趣味が悪いですね」
リコ「言いながら身を乗り出すな」
ライオネル「そういやお前らは付き合ってねぇの?」
リコ「は?誰が?」
ライオネル「お前とこいつ(システィーンを指差し)」
システィーン「失敬な!誰がこんな低俗下劣なコソ泥と!」
リコ「ハーン、そう思ってた訳」
システィーン「……っ」
ライオネル「(あれ、なんかヤバかった?)」
リコ「こっちだってこんな高慢チキの貧乳女願い下げだ」
システィーン「なんですって!?」
ライオネル「え、こいつら仲悪かったの?」
アシュトン「悪くはないんですよ、悪くは」
キーニカ「喧嘩するほどなんとやらだな」
ライオネル「すげぇお似合いな気がしたけどな」
アシュトン「そうですねぇ」
キーニカ「所謂犬猿てやつだ」
ライオネル「なるほどねぇ。難しいもんだな男女は」
リコとシスティーンは言い争いをしている。
ロス「どうした、揉め事か」
ライオネル「あれ、もういいのかぁ?」
ロス「なにが」
ライオネル「ちちくりあい」
ロス「……っ(見てたのか…)」「…もういいです」「で、あいつらは」
アシュトン「いつものです」
ロス「いつものか」
ライオネル「いつものなのか」
ロス「いつものだ」
◆
ロス、ライオネルの二人になる。
ロス「随分馴染んでるみたいだな」
ライオネル「おかげさんで」「ノンビリし過ぎて色々弛みそう」
ロス「いいだろ」
ライオネル「……いいな」
ライオネル「でもいくらこうしてノンビリ出来ても、俺は腹減ったら狩りをしねぇといけねぇからな……」
ロス「……」
ライオネル「やっぱり共存できねぇよな」
ロス「……」
ライオネル「燃費がとにかく悪ぃのよ。そのぶん回復力と体力はすげえあるけど」
「意識飛ぶのが一番怖えよ」「ヒトのフリすらできなくなった日にゃ完全に討伐対象だ」
ロス「……そうだな」
=====
昼組に混ぜてみたがなんか上手いこと回りそうだなぁ。
ライオネルはマスコット位置と戦士位置に入れるから、キーニカ、システィーンとチェンジで入れるのもアリだなぁ。
『リーダーのお昼寝』のマスコットにライオネルを入れたら過去最高のフィット感。
やはりこの男マスコット。
なんやかんやみんなと仲良くしたい欲が強くて、実際上手くいきそうな感じ。かわいいライオネル。
ハッ…スラッグの気持ちがわかるみたいで嫌だな…ライオネルの好感度が上がるにつれスラッグは下がっていくという…畳む